熱硬化性樹脂
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熱硬化性樹脂の最近の進歩 (6)
熱硬化性ポリウレタンエラストマー
市川 俊之坂田 憲治
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1981 年 2 巻 3 号 p. 149-164

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抄録
熱硬化性ポリウレタンエラストマーとして, 注形タイプエラストマー, MOCA代替アミンおよびRIM (含RRIM) について述べた。処方からみれば前者はTDI/ポリエーテルベースプレポリマーのMOCAによる2液硬化, 後者はカーボジイミド変性MDI, またはグリーコル変性MDI凝プレボリマー/ポリエーテル・鎖延長剤による, ほぼワンショットに近い2液プロセスである。これはポリウレタンがその原料組成を選択することにより巾広い物性要求に応じ得る素材であり, これにプロセス, 機械装置の発展がともなったことを示している。またブロックタイプイソシアネートを使用するエラストマー (1液タイプ) および塗料についても, 主として特許にもとずいてその研究動向を紹介した。
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© 合成樹脂工業協会
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