熱硬化性樹脂
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H. v. Euler学派のレゾール硬化理論
合成樹脂化学史ノート(第7報)
鶴田 四郎
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1981 年 2 巻 3 号 p. 165-176

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抄録
最初にH.v.Euler学派の “フェノール・ホルムアルデヒド樹脂の生成反応” という15編の論文の著者名, 題名等を紹介し, 第1報から第14報までを6章に分けて解説した (第15報は次報) 。純粋なメチロール化合物を加熱硬化させ, 生成物を主として有機化学的手法で究明することにより, A.Zinke学派のエーテル生成反応の他に従来の説とは別の意味を持つメチレン結合の生成, キノンメチド重合体の生成等を確認した。極めて短期間に大きな成果をあげた研究と思われる。
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