抄録
まづK.Hultzschの “フェノール・ホルムアルデヒド樹脂の研究” 15報と番号外の論文5報の題名, 雑誌名を紹介し, キノンメチドに関する論文6報を解説した。次でA.Zinke, H.v.Euler, K.Hultzschらのフェノールアルコールによる硬化実験の着眼点を説明すると共に, 従来流布されてきたメチレン架橋のみによるレジト構造式の歴史をF.Raschig, M.Koebner, N.J.L.Megson, K.H.Meyer, H.Mark, R.Houwinkの順に辿り, これにメチレン架橋以外の結合-ジメチレンエーテル, キノンメチド, ジフェニルエタンなどを持込んだZinkeらの功績を再認識した。