抄録
紙基材ポリエステル樹脂銅張積層板は, 民生用電子機器の分野でプリント配線板用の材料として幅広い用途に使用されている。
これを構成する3つの主要原料, 不飽和ポリエステル樹脂, 紙, 銅箔の間の親和性, 接着性は言うまでもなく重要であり, これらの間の親和性を高める複合化技術の完成が, 優れた銅張積層板を得るための主要な技術課題の一つである。
一方, 従来のプレス法によるバッチ方式の生産性の限界を打破するため, 色々な連続製造法がこれまで検討されてきたが, 本報で述べる紙基材ポリエステル樹脂銅張積層板は, 連続製造法による工業的な生産に成功した例である。