抄録
Graz大学のG.Zigeunerとその共同研究者らが1951年から1959年にかけてMonatshefte für chemie誌上に発表した “尿素・ホルムアルデヒド縮合物領域における研究” 18報のうちI~VII, IX, X, XIIの10報を紹介する。尿素とホルムアルデヒドの縮合生成物に2, 4-ジメチルフェノールを蟻酸またはアルコール・塩酸混液中で反応させてオキシベンジル尿素を採取し, その種類や収量から縮合物の構造を検討するという方法であるが, 特にジメチレンエーテル結合の存在を明確にしたことは特筆に価する。最終章で “オキシベンジル尿素” というXII報を紹介するに当り, その融点に関する考察を行い, その真の意味を解明する必要があることを述べた。