抄録
要旨:現在の学校教育においては、予測不可能な時代を見据え、高い公共心や倫理観を持ちながら、専門知識だけでなく、思考力、判断力、広い視野で物事を見る力、表現力を基盤とした幅広い知識を持ち、論理的思考力をもって、時代の変化に合わせて積極的に社会を支え、社会をよりよくしていくことができる人材の育成が求められている。また、幸福の視点を念頭に置きながら、自律的・自立的に学び続けることをいかに促すかが課題となっている。本稿では、学生の生活や学習状況に着目しながら、彼らの学習行動や学習観の傾向を俯瞰し、教育課題である主体的な学びへの意識や行動変容につながる提案として、フィンランドの教育で重視されている現象型学習を活用した学習環境づくりの意義を考察し、常時稼働するシステムとして、現象型学習を活用した学習内容の学校組織への導入を提案する。