日本伝熱シンポジウム講演論文集
第45回日本伝熱シンポジウム
セッションID: D231
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D23 核沸騰1
透明伝熱面を用いたプール核沸騰における気泡挙動の観察
鴨志田 隼司*降籏 健司西村 剛庄司 正弘川口 靖夫
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録
本研究は,水,塩化リチウム水溶液を試験液体として沸騰実験を行った.塩化リチウム水溶液は,水に比べ沸騰熱伝達性能が低下することが分かっている.実験は,透明伝熱面を用い,気泡を水平方向及び気泡底部から観察を行った.実験結果より,二つの液体に気泡形状,気泡サイクル,気泡成長速度などの気泡挙動に違いが見られた.また伝熱面近傍においては不揮発成分の濃縮が起きると考えられ,これらの気泡挙動と濃縮効果により沸騰熱伝達性能が低下すると結論付けた.
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© 2008 社団法人 日本伝熱学会
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