日本伝熱シンポジウム講演論文集
日本伝熱学会創立50周年記念第48回日本伝熱シンポジウム
セッションID: SP402
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SP4 学生優秀プレゼンテーション賞4 ―マイクロ・ナノスケール現象―
垂直配向単層カーボンナノチューブ薄膜の熱抵抗に関する研究
*射場 勇士岡村 拓哉井上 修平松村 幸彦
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録
単層カーボンナノチューブ(SWCNT)のすぐれた特性の一つとして高い熱伝導率があるが単一のものに対してさえ研究者の間では値に大きな隔たりがある。SWCNTを基板上に高密度で合成すると垂直に配向することが知られているがこの薄膜は厚み方向に高い熱伝導率を持つことが期待できる。これまで3ω法やレーザーによる測定により薄膜そのものの熱伝導率は測定されており、著者らの一部により薄膜を熱伝導シートとしシステムの熱抵抗を測定した例はある。しかしこの場合も値に大きな隔たりがあった。我々は薄膜の厚みと測定時の押し付け圧力を変化させることで測定を行いこれらの問題を明らかにすることを主眼とした研究を行った。
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© 2011 社団法人 日本伝熱学会
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