1984 年 33 巻 11 号 p. 75-83
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明治十七年創刊の『自由燈』は、これまで自由党系の小新聞として、政治的、ジャーナリズム的側面からの評価は成されてきた。しかし実際は、宮崎夢柳、小室信介、坂崎紫瀾といった当時の政治小説家たちが編集し、彼らの作品を掲載することで人気を博した新聞である。政治と文学をトータルに捕え、しかも、<新聞小説>というスタイルを活用したこの『自由燈』の作品群こそ、今度は明治文学の大きな成果として見直される必要があろ。
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