日本文学
Online ISSN : 2424-1202
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木下尚江の文学と自由民権運動(<特集>自由・民権・文学)
青木 信雄
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1984 年 33 巻 11 号 p. 66-74

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抄録

尚江はクロムウェル遭遇により、「革命」を志すが、その根底には松本自由民権運動左派による「政府」「転覆」思想の影響と、グラソト将軍来松時における簡素な服装から、天皇を「洋服姿の人」とみることの出来る目があった。 尚江文学は、内容的には浪漫文学と同じ地点から出発し、それが社会小説・社会主義文学へと発展して行った。

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© 1984 日本文学協会
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