花園大学
1985 年 34 巻 11 号 p. 44-54
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大正末期から昭和初年にかけて盛んであったモダニズム詩における表現の場は、社会や現実意識(自我など)、言葉の音楽性などを否定し、詩作品を一個の構成物としてとらえるところに成立した。モダニズム詩の世界は、現実との相互依存によって成立している作品から、概念的に現実をとらえてこれとは全く無縁なところに成立している、所謂超現実の作品までと様々であり、これらの作品の多くは、カントの哲学や仏教への親近によって支えられていることも見逃せない。
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