筑波大学附属高校
1987 年 36 巻 3 号 p. 21-29
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「ことばの虚構性」に最も近づけるのは、詩の授業であろう。特にことばそのものに出会えるように作られている現代詩は最適と言える。そこで最近教材化された入沢康夫『わが出雲』の授業により、そうした虚構のことばの体験が可能かを試みた。一読して抵抗を感じた者も読み進むにつれ興味を持ち、詩のことばに引きつけられていき、最後にはこの抵抗感と共感との間に虚構のことばの意味を見出していったように思われる。
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