三重大学
1992 年 41 巻 10 号 p. 51-60
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芳賀矢一は近代国文学の自覚的な樹立者の一人だが、それは「日本の道」を説く国学の継承であり、「国語・国文」を通じた国民道徳論に結びつく。彼は国学をドイツの「文献学」に比定し、「日本文献学」とした。芳賀の国民性論、国文学史の理解、文献学の提唱のそれぞれは、微妙な差をみせつつも、その「国学的」な日本文化観を垣間みせている。
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