国士館大学
1992 年 41 巻 8 号 p. 44-54
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
古事記のヤマトタケル物語のモチーフを、テクストの書かれ方を通して読み取り、その暴力性の意味するところを考えてみる。ポイントは記事の配列の仕方と「泥疑」ということばの意味である。また、オホウス・ヲウスの兄弟関係にも問題があり、ヤマトタケルの人物像とその暴力性は、父親および兄弟という二重の対立構造においてきわめて特徴的なかたちで描き出されている。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら