市邨学園短期大学
1993 年 42 巻 8 号 p. 53-61
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「長恨歌」と「桐壺」巻の関係を前(プレ)テクストからテクストへという発想ではなく、テクスト相互の生成変化として捉え、『源氏物語』テクストの自己生成してゆく動的な様相を明らかにしようとした。すなわち「長恨歌」の断片的な引用の効果を指摘するだけでなく、「長恨歌」全体の統辞構造を問題にし、それと「桐壺」巻との差異・過剰・欠如がテクストを生み出し、その展開をも方向づけていることを論じた。
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