琉球大学
1993 年 42 巻 8 号 p. 44-52
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須貝千里氏の指摘する「限りなく<物語化>する」問題について、小学六年による変身物語を例にとりあげ、考察した。そこには、現代のシステムから異次元・異時間への脱出が描かれるが、それによって新たな物語のシステムに従属する問題が見られた。こうした問題をひらく一つの手がかりとして、異次元・異時間との行き交いのもと、「演ずる」ことをテーマとしたE・L・カニグズバーグ『エリコの丘から』の教材としての可能性を探った。
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