1994 年 43 巻 5 号 p. 1-11
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反俗・自由の禅者一休を終生思慕し、兼ねて念仏即往生の時衆分でもあった宗長は、主体の自立と自由を庶幾し、自己のありようを懐疑し自問・自嘲しながら、それ以上にすすみ出ることなく終ったが、その懐疑と低迷は、動乱の時代を生きて苦悩した知識人の証跡であった。
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