長崎総合科学大学
1995 年 44 巻 9 号 p. 51-60
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『樹影』は、長崎の新地中華街を舞台とする。長崎の<街>と新地それぞれの歴史性や地理性、祭祀の相違などを援用しながらそれら異なる文化に属する個の関係性に関心を向けた。それは、偶然にも日本に生まれ日本国籍を持つ我々自身を扁平した個として認識することを意図した考察である。そこに、日本に在ることの優越性を隠蔽して社会的落差を固定化する意識の陥穽があると考える。
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