甲子園短期大学
1996 年 45 巻 10 号 p. 1-9
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「近世・ジャンルの越境」という課題に対して、文学からもっとも遠くにあると考えられる自然科学書、特にその最たる医学書と読み物との問題について考察する。具体的には、時代を江戸中期の八文字屋衰退期にとり、医学書の側からは『医者談義』、読み物の側からは医学書名を標榜する作品を取り上げる。医学書と読み物との間に明確なジャンル分けが可能なのかどうかを問いたいと思う。
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