大東文化大学
1996 年 45 巻 12 号 p. 20-29
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本誌95年1月号に、呉哲男氏の「万葉の『交友』-大伴家持と性愛説-」が掲載された。主旨は彼らにホモセクシュアルの感情が認められるというもの。これに対して、私は本誌95年11月号に、彼らは『文選』に見られる霊運・恵連の従兄弟による《贈答》を意図的に暗示したものであるとして反論した。続いて呉氏は最近の雑誌で改めて二人の性愛説を論じられている。ここでは、中国六朝における《情の文学》との関係から、改めてその反論を示した。
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