神戸大学大学院修士課程
1998 年 47 巻 12 号 p. 10-18
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メディア研究で直面する問題の一つに、表象と現実の相互侵犯があげられる。表象は単に「現実の再現」にすぎないのか、あるいは、「現実」こそが表象作用の結果=効果にすぎないのか。そこで本稿は、後者が前者として再認されるイデオロギーの機制に着目した。殊に、『少年園』という少年雑誌は「地方少年」をアドレスとして指定しており、「地方少年」の「現実」がまさしくメディアを媒体に形成される機制が明らかにされよう。
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