同志社女子大学:財団法人奈良県万葉古代学研究所
2003 年 52 巻 5 号 p. 11-21
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古代日本の庭園は中国の庭園モデルの受容に始まった。中国の庭園は信仰や思想を基本理念として造作されていた。その思想信仰には仏教、道教・神仙思想、儒教があるが、それらとかかわる庭園受容の時期にはずれがある。これを確認するとともに、こうした庭園モデルの日本への受容の基盤となった宴の場と機能が外来庭園の中にどのように吸収されていったかを『日本書紀』の記述を中心に、『古事記』『懐風藻』『万葉集』を併せ用いて概観した。
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