日本文学
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神秘思想と八世紀の<環境>(<特集>古代文学における<環境>)
津田 博幸
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2004 年 53 巻 5 号 p. 10-18

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抄録
<環境>は、人が自らの言語表現(知)を媒介に自己の周囲を意味化することで生成するととらえ、八世紀の天皇にとっての<環境>について考察した。八世紀の天皇の<環境>とは、自らに向けられた神秘のシニフィアンがそこかしこから表れ続けるものだった。そのような<環境>を用意したのは律令と『日本書紀』であり、そのような<環境>にもっとも敏感に感応したのは高野天皇(孝謙・称徳)だった。
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© 2004 日本文学協会
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