青山学院大学
2010 年 59 巻 5 号 p. 24-31
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
古代文学研究において方法を問う前提として、古代文学研究そのものをどう捉えるかという視点が不可欠である。日本文学研究の危機的な側面は、長く「国文学」の抱える問題として指摘されており、近年の研究状況の危機は外部からもたらされたものであるばかりでなく、実は研究内部にも大きくその要因があったことは否めない。そのことを認識したうえで、<方法>に過去の期待をかけることなく研究に新生面を切りひらく必要がある。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら