拓殖大学
2012 年 61 巻 1 号 p. 56-65
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太宰治「猿ヶ島」の教材としての価値を、「物語」としての「おもしろさ」にあるとまずは押さえる。その上で、教室の初読の段階において「物語」のレベルで読み、その「おもしろさ」を十分に味わう。次に再読の段階で、一人称の「私」という語り手が気づいていないことを批評的に読んでいく。このような指導過程によって、本作品はこれまでとは大きく違った相貌を見せてくるはずである。
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