京都国立博物館
2017 年 66 巻 7 号 p. 22-31
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中世、京都の祇園社(現、八坂神社)に存在した「片羽屋神子」と呼ばれる神子集団の活動について文献史料に加えて絵画史料を活用することでその具体的様相を検証した。その結果、彼らが神仏の加護を保障するさまざま品々(「とみ」「守・牛王」)を販売したり、京都生まれの子供に名前をつけるという行為で大きな収入を得ていたこと、またそれによって祇園社で独自の社会的・経済的な地位を確保していたことがあきらかとなった。
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