2004 年 45 巻 p. 41-55
世界遺産や国宝級の芸術文化作品などの観光資源がある都市にとって更なる自己実現・コミュニケーションの 楽しさと賑わいの創生を求め、 一方、世界遺産や素晴らしい観光資源の少ない都市にとって都市の再生を求める ためには、生活する市民の生きざまの集積である都市文化の集客・観光への創造力・知力を活用して集客・観光を図ることが有用である。 京都やケアンズ、 神戸やラスベガスのコンベンション都市づくりとその導入への諸政策には、都市文化の集客・観光力の有用性を実証できる示唆が認められる。