抄録
訪日外国人観光客の周遊する都市及び地域は、国籍の違いにより多少のパターンがあるものの、一般的には共
通したものとなっている。また、トランジット旅行者でないリピーター観光客になると、本人の興味や思いなどの志向性を優先して、交通アクセスの不都合をものともせず観光行動をとる旅行者も顕著になってきている。
温泉を地元経済の基盤産業としている地域では、将来を見据えて日本人だけでなく外国人観光客を視野に入れ
ている。当該地域では、台湾・香港・韓国・他アジア諸国からの温泉利用客を徐々にではあるが伸ばしつつある。今回、米国における日本独特の温泉への興味及び理解と市場としての温泉の可能性を確認するための研究を行い、温泉観光を外国人観光客へのインバウンドの目玉商品の一つにする方向について考察する次第である。