工業化学雑誌
Online ISSN : 2185-0860
Print ISSN : 0023-2734
ISSN-L : 0023-2734
外熱式流動接触分解によるブタンおよびペンタン留分の変成
照井 秋生石橋 渡笹岡 治郎加藤 勉佐久間 精一加藤 仁久平沢 信三
著者情報
ジャーナル フリー

1959 年 62 巻 11 号 p. 1670-1673

詳細
抄録

本研究は中間試験プラントによりブタンおよびペンタン留分をタ外ン熱留式流分動を接外触熱分式解流によ動り接変触成分す解るにことよにりよ変っ成て都す市るガことによって都市ガス工業へ利用し,またはオレフィンガスその他を製造することを目的とした。その結果石炭類の半成コークスは他の触媒と比較して原料と水蒸気との反応にすぐれた接触能力を示した。この際石炭類の半成コークス触媒は4時間の連続使用で5~8%減少したが,その間変成成績には変動が認められなかった。また流動層上方空隙部を冷却することが生成ガス中の不飽和炭化水素の重合,縮合反応などによるタールの生成および生成水素の再水添反応を防止して,変成効率を向上させるのに有効である。
またブタンよりペンタン留分の方が分解され易く,良好な変成成績が得られた。その他工業化のための基礎資料を得た。

著者関連情報

この記事は最新の被引用情報を取得できません。

© 社団法人 日本化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top