大阪大学工学部応用化学教室
1965 年 68 巻 2 号 p. 265-268
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静的蒸気圧測定法により四塩化ケイ素の亜鉛還元反応の機構を検討した。反応管に亜鉛と四塩化ケイ素を充填し,3℃/minの速度で1300℃ まで加熱上昇後,同速度で降下させ,その際の圧力変化を測定した。これによれば,還元反応は亜鉛の融点付近より始まり,650~700℃でほとんど反応は終り,以後前の反応で生じた塩化亜鉛蒸気と過剰四塩化ケイ素蒸気の膨張による圧力増加を続け,1100℃以上では生成ケイ素と四塩化ケイ素による不均化反応を生ずることが認められた。
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