700~1000℃ の反応温度で,固定層および流動層の白金アルミナ触媒,あるいは白金網触媒を使用し,アセトニトリルとアンモニアからシアン化水素を合成する実験を行なった。白金アルミナ触媒を用いる場合,主反応は
CH3CN+NH3→2HCN+2H2
であり,反応温度800℃ 以上でアセトニトリル1mol当り,シアン化水素1.5molが得られた。白金網触媒を使用し,化学量論比よりわずか過剰の酸素を加え,反応温度を800℃ 以上にすると,主反応は
CH3CN+NH3+O2→2HCN+2H2O
であり,アセトニトリル1mol当り,最高1.4molのシアン化水素が得られた。
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