工業化学雑誌
Online ISSN : 2185-0860
Print ISSN : 0023-2734
ISSN-L : 0023-2734
ユーロピウムで付活したアンチモン酸ランタンけい光体
関根 忠雄小寺 嘉秀
著者情報
ジャーナル フリー

1969 年 72 巻 1 号 p. 92-95

詳細
抄録
酸化ランタンと酸化アンチモンとの間の固体間反応によってアンチモン酸ランタンをつくり・この際両酸化物の混合比を変えることによって2種類の化合物が生成することがX線回折の結果から認められた。これらの化合物をユーロピウムで付活すると,3価のユーロピウムにもとづくけい光を発する。これらの拡散反射,発光スペクトルおよび刺戟スペクトルを測定し,これらの特性と結晶構造または製造条件との関係を検討した。混合比が1:1のものからつくった場合には5D07F2との間の遷移が優勢であり,一方3:1(ランタン:アンチモン)の場合には5D07F1の間の遷移が強いことが見出された。
著者関連情報

この記事は最新の被引用情報を取得できません。

© 社団法人 日本化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top