1940 年 61 巻 7 号 p. 697-700
1. 5-メチルチオバルビツル酸のアムモニア溶液に於てアムモニアの濃度が0.8N位ならば酸化第一銅を加へるときは勿論のこと水酸化第二銅を加へるときでも5-メチルチオバルビツル酸の第一銅誘導體を生ずる.
2. 反對にアムモニアの濃度が3.6N位のときは酸化第一銅,水酸化第二銅何れを加へても5-メチルチオバルビツル酸の第二銅誘導體を生ずる.
3. 5-メチルチオバルビツル酸第二銅鹽化水素は水で處理して水化物を作ることを數囘繰返すと大部分第一銅誘導體になる.
4. 5-メチルチオバルビツル酸第一銅鹽化水素は水化物になして熱すると完全に第二銅誘導體に變る.
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