1941 年 62 巻 10 号 p. 1001-1005
試料が硫黄を含有する時は硫化水素を發生する爲ニッケル觸媒は容易に被毒せられて還元能力を失ふ.仍て著者等は硫黄を固定する目的を以てニッケル觸媒の前に還元銅を充填した處ニッケル觸媒の壽命は著しく永くなり其の結果同一觸媒で18~20囘分析を繰返す事が出來る様になつた.此の方法を炭化度の異なる3種の石炭の分析に適用して試料加熱温度と酸素放出率との關係を求めた處炭化度と一定の關係を示す興味ある結果を得た.
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