1941 年 62 巻 2 号 p. 131-133
タカアミラーゼとパパインより成るSymplex中のタカアミラーゼ,パパイン両成分の重量比を間接定量法によつて決定した.即ちタカアミラーゼをコロヂオン膜で透析したときの外液より得たPapain-amylase-symplexに於ては, Papain:Takaamylase=72:28内液より得たものに於てはPapain:Takaamylase=23:77なる値を得た.以上の結果からタカアミラーゼ分子は一定の大いさを有するものでなく,酸性多糖類様原子團に種々の大いさのポリペプチド様原子團の結合したものと推定する.
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