1942 年 63 巻 11 号 p. 1496-1499
前報の如き裝置を用ひ低速度電子によるアンモニヤの分解を測定せる所,氣相に於ても吸着相に於ても6.0±1.0eVの電子により分解する事を見出した.このエネルギーは光による解離前効果の時と略等しい.次に電子1個に對するアンモニヤの分解率を各電子エネルギーについて求め, 10eVでは約10-3程度である事を見出した.又ニッケル面に對するアンモニヤの吸着量及び吸着相に電子の當つた時の分解率をも計算した.
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