日立製作所日立研究所
1942 年 63 巻 3 号 p. 199-203
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合成樹脂20種につき炭化殘量を測定し,測定値と樹脂化學構造を比較し,炭化機構を推察した.炭化殘量に對し,樹脂の重縮合度,觸媒の差に起因する重縮合樣式の差等の影響は少く,むしろ樹脂單位構造が重要な影響を有するらしい.熱分解物が多官能なる程,炭化には有利である.ベンゼン核が二つ以上の結合鎖により直接樹脂構造中に結合せられて居る場合は炭化殘量が大きい.かかるベンゼン核は高温に於て多官能基として炭化縮合にあづかるものであらう.
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