1942 年 63 巻 3 号 p. 235-244
(1) 大豆蛋白質に對する過熱水の作用と酵素作用とを比較す可く之にペプシン及びトリプシンを作用せしめその反應を研究した.
(2) 平衡状態に達せる反應成積物はペプシンの場合は主としてプロテオーズより成り,トリプシンの場合は更に分解の進んだペプトンサブペプントン以下であつた.
(3) 反應生成物の窒素分布の研究に依り之等の酵素に依り生ずる中間分解物及び不溶性物質の窒素分布は原蛋白の夫と大差無く分解が比較的均一に起ることを示した.
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