1942 年 63 巻 6 号 p. 659-664
α-酸化鐵, γ-酸化鐵,酸化鐵+酸化蒼鉛,及び酸化蒼鉛の4種の觸媒を作り,夫々の酸素水蒸氣間の酸素原子の接觸交換反應に對する活性度,並びに老化及び過熱の影響を測定した.之等の内酸化蒼鉛を除く他の觸媒は何れも略同一の活性度を示す. γ-酸化鐵は始め強磁性なるも使用中次第に其の磁性を消失する.純酸化鐵觸媒は何れも反覆使用する事に依つて活性度を減少するも,酸化蒼鉛との混合觸媒は殆ど變化を示さない.然し乍ら之等を800°に加熱する時は何れも其の活性度を減少するに到る.
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