1943 年 64 巻 10 号 p. 1375-1378
本報にては第一報に述べたる試料をIとし,更に醋酸による精製法にて得たる2個の試料を夫々II及びIIIとし此等3個の試料に就きプリン窒素, 5%硫酸加水分解に依り脱離する燐の定量及びペントースの定量等を行へる結果を報告す.而してプリン窒素はI=67.59%, II=66.56%, III=66.64%なる値を得,加水分解に依る燐つ脱離はI=56.35%, II=56.14%, III=54.78%なる數値を得,更にペントース定量の結果はI=19.37%, II=20.94%, III=22.5%なる數値を各々得たり.此等の結果より見るに本試料プリン及びピリミヂン鹽基を夫々同數に含有するテトラヌクレオチードなる事を知る.
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