1943 年 64 巻 6 号 p. 804-808
第三報*に記載の錯化合物II (飴状物)より鹽化アルキルが分離し,この物と錯化合物IIIとの反應に依りて生ずる二種のオレフィン活性體が結合して重合物を生ずる事,從つて重合は此の場合階段式反應なる事を推斷した.尚此の機構をIpatieff1)のエチレンの鹽化アルミニウム重合機構に對する説と比較した.又オレフィンの鹽化アルミニウム重合に依りて飽和炭化水素並びに環状炭化水素の生成する事の説明にも言及した.
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