1944 年 65 巻 3 号 p. 224-227
銀觸媒の表面に於ける一酸化炭素の接觸酸化を,第一報に記したと同じ様な方法により, 250°, 280°及び300°に於て實驗した.其の結果は定性的には第一報に記したものと全く一致し,混合瓦斯の中に於ける一酸化炭素の濃度が, 30~40%以上の部分に於ては,反應速度は酸素の分壓の0.8~0.9乘に比例して増加する.從つて之等の實驗結果から見て,此の反應の機作としては,一酸化炭素と酸素とが,觸媒表面上の別々の面に互に他を犯すこと無く吸着され,反應は其の境界で起るとするのが,最も妥當の樣に思はれる.
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