1) 前報に報告したマグネシヤによる鹽素の吸着に關する測定結果より恒温吸着平衡にはFreundlichの式が適用されること明かとなり,夫々の實驗温度に對し次の吸着式を得た.
a
25°=18.855
p0.2542a
35°=16.210
p0.2527a
45°=14.673
p0.24282) 以上の恒温吸着式より恒量吸着量を算出し吸着量が夫々45mg, 55mg, 65mgに對し恒量吸着平衡式として
log
p45=9.70135-2449.276/
Tlog
p55=10.30284-2527.788/
Tlog
p65=10.80659-2592.19/
Tを得た.
3) 恒量微分吸着熱として吸着量が45mg, 55mg, 65mgの場合に夫々-11,206, -11,566, -11,826, cal/モルを得た.
4) 前記恒温吸着平衡式から壓が20mmから700mmHgの範圍に亘る數種の壓の下に於て,温度が25°C, 35°C, 45°Cの三種の温度に對する恒壓吸着量を求め,この數値から恒壓吸着式a
p=a
o-
ktの定數a
o及係數
kを計算した.
5) 上記の係數
kが
k=0.21296
p0.28579なる
pの凾數として表はされるので此の
kを恒壓吸着式に代入し
p,
t, aを含む一般吸着式
a=a
o-0.21296
p0.28579tを得た.
6) 前記恒壓吸着の計算結果から0°Cに於ける恒温吸着式を求めた.
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