ペグマタイト産鉱物に関する地球化学的研究(その10～11)(その10)岐阜県中津市苗木地方,深沢ペグマタイト産雲母と周縁花コウ岩黒雲母の晶出時期と化学組成との関係
1957 年 78 巻 8 号 p. 1126-1129
詳細
1957 年 78 巻 8 号 p. 1126-1129
晶洞ペグマタイトにおいて,晶洞内,周縁部より申心までに晶出する雲母およびその外方に向い文象帯,黒雲母結晶集合密なる花コウ岩,黒雲母結晶集合粗なる花コウ岩およびさらに外方の花コウ岩(転石)に含まれる黒雲母について晶出時期と化学組成との関係を報告した。これらについて系統的な研究は全くない。今回は前報と異なり,文象帯と黒雲母結晶集合密なる花コウ岩との間に,黒雲母結晶集合粗なる花コウ岩をはさんでいる深沢ペグマタイトについての研究結果を報告した01・文象帯と黒雲母結晶集合密なる花コウ岩の間にある黒雲母結晶集合粗なる花コウ岩は文象帯の一部と見徹すことが適当である。2.ペグマタイト晶洞内部に晶出する雲母間では,カリウムと鉛とは擬装関係がない。鉛は最末期晶出の絹雲母に濃縮する。第2は前報の確認であるOI・
この記事は最新の被引用情報を取得できません。
