1957 年 78 巻 8 号 p. 1143-1146
ガリウム,インジウムおよびベリリウムの8一オキシキナルジン錯塩はクロロホルムに抽出されて螢光定量できる。クロmuホルムに抽出される溶液のpH値に差があり,共存する場合溶液のpHを順次3.9,5.5および8.1としてガリウム,・fンジウムおよびベリリウムの8一オキシキナルジン塩としてクロロホルムに抽出し逐次分離して,クロロホルム溶液の螢光強度を測定しそれぞれの金属を定量した。この方法により10μ9までのガリウム,100μ9までの4ンジウム,5μ9までのベリリウムを50mlのクロロホルム溶液として定量できた。同様の操作により,これら金属の50~100μ9の=共存する試料につき吸光光度法による逐次抽出定量を試みたが,ベリリウムの値が低値を示し,吸光光度法は不適当であることがわかった。
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