日本化學雜誌
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水産無脊椎動物油脂の研究 (第19報) ヤツシロガイ油脂中の共役ステリン以外の不ケン化物成分について
田中 立夫外山 修之
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1958 年 79 巻 3 号 p. 366-370

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抄録
著者はさきにヤツシロガイ内臓油からの共役ステリン (Δ5, 7, 22, 25-コレスタテトラエノール) について報告したが, 今回ヤツシロガイ肉油および内臓油の非共役ステリン成分を検索し, また内臓油についてはステリン以外の不ケン化物成分を検索した。肉油および内臓油の非共役ステリンは主として二重結合1個のステリンで, その主要成分としてコレステリンおよびクリオナステリン (γ-シトステリン) を分離することができた。肉油はコレステリンを多く含むが, 内臓油はコレステリンよりもクリオナステリンを多く含むようである。内臓油のステリン以外の不ケン化物成分としては, 固体成分としてバチルアルコールが存在する。また液体成分申にはセラキルアルコールが存在するものと認められた。
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