日本化學雜誌
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水産無脊椎動物油脂の研究(第23報) マダラウミウシ,タマキビ,オオノガイおよびタイラギの油脂および不ケン化物について
田中 立夫外山 修之
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1960 年 81 巻 2 号 p. 320-322

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抄録

軟体動物腹足綱 2 種, マダラウミウシ Dendrodoris rubra var. nigroinaculata, タマキビ Littorina (Littorivaga) brevicula および隻殼綱 2 種, オオノガイ Mya arenaria japonica, タイラギ Pinna (Atrina) pectinata japonica (内臓)から油脂を抽出してそれらの一般性状を測定したのちステリン成分を検索した。タマキビのステリンは Δ5,7-ステリン含量が少なく, おもにコレステリンからなるようである。タイラギの非共役ステリン成分としてはポリフェラステリン, クリオナステリンおよびコレステリンの存在が認められた。

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