日本化學雜誌
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レブリノニトリルの接触水素添加
恒次 利幸田中 誠村田 二郎
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1962 年 83 巻 10 号 p. 1107-1111,A71

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抄録

ラネーニッケルまたはラネーコバルトを触媒としてレプリノニトリルの水素添加反応を行なうと,2倍モルの水素を吸収して2-メチルピロリンを生成し, さらに等モルの水素を吸収して2-メチルピロリジンを生成する。これらの反応では高沸点物を副生すること,および脱離される水との分離が困難なため収率はあまり良好でない。このレブリノニトリルの水素添加反応の,反応初期における水素吸収速度は触媒の量によって変化する。すなわち比較的少量の触媒を用いた場合の反応次数は0次となり,多量を用いた場合には1次となる。おのおのの場合の見かけの活性化エネルギーは,それぞれ21および11kca1/mo1である。

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© The Chemical Society of Japan
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