1968 年 89 巻 12 号 p. 1236-1238
異なった量のエチレングリコール・ジアクリル酸エステルを含むアクリル酸かブチル,n-プロピル,エチル,およびメチルエステルのポプコン重合物を20%水酸化ナトリウム水溶液で加水分解し,不溶分と可溶分をそれぞれ求めた。実験結果からつぎのことがわかった。すなわち,(1)ポプコン重合は,網目構造中に埋蔵されたラジカルではじまる。(2)ラジカルが網目構造の中に存在しているため,生じた高分子が網目を切断して生長し,新しいラジカルを生成する。また,モノマーのラジヵルへの拡散も網目構造夢の寒めおそくなり,連鎖移動が容易になり,断しい架橋が生成する。
アクリル酸ブチルにおいては,プチル基への連鎖移勲が,アクリル酸メチルでは主鎖への連鎖移動が主として起こる
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