1971 年 92 巻 4 号 p. 371-374
フルベン類の酸化オスミウム(VIII)による酸化反応の反応速度を,フルベン類の分子軌道法による局在化エネルギーを反応性の指標として用い,さらにEyringの絶対反応速度諭を適用して得た理論値と比較した。この場合,フルベン類と酸化オスミウム(VIII)との二分子反応における反応速度はビリジンを含むクロロホルムを溶媒として用い,25°Cで光学的方法により測定した。
HMOでS=Oを用いて計算した理諭的相対速度はほぼ実験相対速度と一致する。さらに, Suttonの方法による分子軌道計算を用いた結果は実験といっそうよく一致することが明らかとなった。
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